ホーム導入事例実点科技XB6シリーズEtherNet/IPプロトコルスライス型I/Oユニットの医療業界自動注射針組立機への応用

実点科技XB6シリーズEtherNet/IPプロトコルスライス型I/Oユニットの医療業界自動注射針組立機への応用

医療

注射器は非常によく使われ、消費量も膨大な医療機械です。一見非常に細く見える注射針ですが、その製造工程は実に複雑です。まずステンレス材料を加工・溶接して管状構造に仕上げ、次に複数回の冷間加工を行って針管の硬度を高めます。続いて切削と複数回の洗浄によって先端を尖らせ、鋭利な針先に仕上げます。最後に検査に合格したものだけが組立工程へと進みます。

人手で注射針を組み立てる場合、効率が低いだけでなく作業者が刺傷を負うリスクも高く、製品の良品率も向上しませんでした。こうした課題を解決するため、注射針自動組立機が登場し、組立効率を大幅に向上させるとともに量産化を実現しました。本事例では、実点科技のXB6シリーズEtherNet/IPプロトコルスライス型I/Oユニットの、注射針自動組立生産ラインにおける応用について重点的にご紹介します。

注射針自動組立工程の説明

▲ 現場設備図

治具バーに針座を配置し、針管を挿入した後、キーエンスの光ファイバセンサヘッドおよび光ファイバアンプで針管の位置決めを行い、針管の位置が適正であることを確認してから点着を実施します。続いてSMC電磁弁の開閉を制御することで設備の圧力を調整し、適切な吐出量と点着速度を設定して針管と台座を接着し、その後オーブンで乾燥させます。点着が完了した注射針は、画像測定機でバリ検査および詰まり検査を行い、不良品を排除します。さらに、注射針にはシリコーン処理を施し、穿刺時の摩擦力をできるだけ低減させて針先の鋭利さを高めます。最後に針管に保護キャップを取り付ければ、製品は取り出し完了となります。

生産工程全体では、光電センサ、光ファイバセンサ、電磁弁、シリンダ、画像測定機など多数のデバイスを制御システムに接続する必要があり、信号数が多く設備の設置位置も分散しています。XB6シリーズスライス型リモートI/Oユニットを採用して接続することで、この課題を効果的に解決できます。生産中のセンサ検出信号はXB6-3200AXB6-1600Aユニットで収集し、シリンダなどのアクチュエータ信号はXB6-0032Aユニットで制御します。

実点科技リモートI/Oユニット盤内取付図

XB6-3200AXB6-1600AXB6-0032A

実点科技リモートI/Oユニット結線図

【PLCソフトウェアコンフィグレーション】

▲ コンフィグレーション画面

実点科技EtherNet/IPプロトコル製品紹介

実点科技のXB6シリーズEtherNet/IPプロトコルI/Oユニットは、サイズがわずか106×61×47mmで、キーエンス、オムロン、シュナイダー、ABBなど大半のEtherNet/IPマスタに適合します。高速X-busバックプレーンバスを採用し、最大スキャンタイムは1ms、保護構造はIP20です。

上記の注射針自動組立機の応用において、実点科技が提供する現場ソリューションは、分散したデバイスの接続と大量信号の収集というニーズを満たしています。さらに、このI/Oユニットには以下の利点もあります。

*ユニットのサイズが小さく、制御盤内のスペースを節約

*コンフィグレーションが簡単で、プロジェクト設計時間を短縮

*取付・配線が容易で、組立時間を短縮

*ユニット形式の組み合わせが柔軟で、お客様に柔軟なアプリケーション案を提供

*最大32台のI/Oユニットまで拡張可能で、様々なアプリケーションシーンに対応

長年にわたり、実点科技はオートメーション業界に注力し続け、バス製品分野において深い技術的蓄積を積み重ねてまいりました。近年、国産自社製品がますます成熟・安定してきたことに伴い、実点科技のデジタルソリューションは今後さらに多くの業界へと展開し、より多くのお客様からの高い評価を得ていくものと考えております。