sDot製5シリーズ一体型I/Oシリーズは現在、EtherCAT、PROFINET、EtherNet/IPなどの産業用イーサネットプロトコルに対応し、チャンネル数は16、32の2種類の仕様をラインアップしており、各主要ベンダのマスタ局システムと互換性があります。
そのうち、「+」サフィックス付きの設定可モデルは、現場のI/O仕様の調整ニーズに対応するためのものです。本モジュールのチャネルはディップスイッチにより入力と出力の間で設定でき、センサ極性(NPN/PNP)の変更や入力点数・出力点数の再割付を同一モジュール上で行うことができ、I/O割付は現場の実際のニーズに応じて確定できます。

設定可能機能の実現方法
EC5R-1616A+を例に説明します。本モジュールは全32チャネルを備え、うち16チャネルは固定NPN入力、残りの16チャネルはDI/DO兼用チャネルです。パネル上のバイナリディップスイッチにより、兼用チャネルを入力または出力として設定できます。入力点数が不足している場合は入力を補い、出力点数が不足している場合は出力を補うことができ、1台のモジュールで多様なI/O仕様のニーズに対応できます。
操作の概要は以下のとおりです。

● ディップスイッチ0:モジュールのバージョンを決定します。Alarmバージョンに設定すると、上りデータでアラームコードを確認でき、故障のトラブルシューティングに役立ちます。
● ディップスイッチ1:DI/DOの割付方式を決定します。
● ディップスイッチ2~5:チャネルグループ単位で設定します。
● 設定変更後は、グループ全体の電源を再投入すると反映されます。
DI/DO設定可ディップスイッチ設定表(バイナリディップスイッチ1を0に設定した場合に有効) | |
ディップスイッチ2の設定(バイナリ) | 0:チャネル00~03は出力DO |
1:チャネル00~03は入力DI | |
ディップスイッチ3の設定(バイナリ) | 0:チャネル04~07は出力DO |
1:チャネル04~07は入力DI | |
ディップスイッチ4の設定(バイナリ) | 0:チャネル08~0Bは出力DO |
1:チャネル08~0Bは入力DI | |
ディップスイッチ5の設定(バイナリ) | 0:チャネル0C~0Fは出力DO |
1:チャネル0C~0Fは入力DI | |
ディップスイッチ設定のほか、配線方式に応じて入出力を自動適応することもできます。
二、設定可モデルの命名規則
形名の「A」はシンクタイプ(NPN)出力体系、「B」はソースタイプ(PNP)出力体系に対応し、現場のセンサやアクチュエータの信号極性に応じて選択できます。設定可機能モデルは「A」「B」の後に「+」サフィックスが付きます。
三、その他の主な特長
設定可機能に加え、本シリーズは通信、取付、環境適応性などの面でも以下の特長を備えています。
● 通信性能:EC5Rの最小サイクルタイムは250μs、PN5Rの最小サイクルタイムは1ms、EI5Rの最小サイクルタイムは2msです。いずれも伝送速度は100Mbpsです。
● チャネル診断:チャンネルインジケータはチャネル列に沿って配置されており、信号異常時は該当チャネルを迅速に特定できます。
● 保護機能:出力には短絡保護と逆接続保護を備え、いずれも自動復帰に対応します。さらに逆接続保護、サージ保護を備え、チャネル絶縁耐圧は500VACです。
● 負荷能力:出力側は1チャネル当たり最大0.5Aで、抵抗負荷、誘導負荷、ランプ負荷に対応し、一般の電磁弁、リレー、表示灯を直接駆動できます。
● 端子台:I/O信号線端子は3PIN設計で、各チャネルが独立したグループで配線でき、端子台のスペースを節約できます。センサは端子から直接給電できます。
● 取付方式:DIN 35mmレール取付に対応します。また、モジュール両端には伸縮可能な構造部品があり、ねじ穴による取付も可能です。
● 環境適応性:動作温度-20℃~+60℃、保護構造IP20で、制御盤内への取付に適しており、防塵カバーをオプションで選択できます。