CC-Link IEF Basicプロトコルは、汎用イーサネット技術を利用し、小型デバイスに適した、低コスト・使いやすさ・開発の容易さを備えた通信プロトコルであり、自動車製造、3C、機械加工、食品飲料、化学、製薬、電力、水道、繊維、物流、スマートホーム、新エネルギーなど幅広い業界で使用されています。実点科技の製品はCC-Link IEF Basicプロトコルに対応しており、スライス型リモートI/O バスカプラXB6-CB2002ST、一体型リモートI/O CB4、バルブマニホールドC2S-CB、C2P-CBなどのシリーズ製品をラインアップし、豊富な選択肢をユーザに提供します。
しかし実際の運用では、リモートI/Oデバイスにおいて、入力点の値が読み出せない、出力点が出力しない、バスカプラの表示灯が点滅するなどの通信障害が発生することがあります。これらの問題に直面した際、まず行うべきはリモート局の通信状態が正常かどうかを確認することです。このとき、CC-Link IEF Basicプロトコルの診断機能が重要な役割を果たし、ユーザが通信問題を迅速に特定し、故障解決の効率を高めるのに役立ちます。以下に故障診断の流れを紹介します。
一、診断ページを開く
1.GX Works3をマスタ局のCPUユニットに接続する
2.CC-Link IEフィールドネットワークBasic診断を起動する
3.[診断]→[CC-Link IEF Basic診断]

1.通信状態監視:ネットワーク内の各局間の通信が正常かどうかをリアルタイムで監視でき、通信の途絶や遅延などの発生状況を確認できます。
2.局状態診断:各局の動作状態を明確に表示でき、局がオンラインかどうか、故障の有無などを確認できます。
3.エラーコード表示:問題が発生した際に特定のエラーコードが表示され、通信回線の故障コードや局ユニットの故障コードなど、故障の種類を迅速に特定できます。

三、スレーブ局の状態を確定する
診断情報により、スレーブ局の3つの状態を確定できます。
1.未確定:マスタ局との通信が未確定
2.転送中:サイクリック伝送中
3.切断中:マスタ局から切断中
このうち「未確定」と「切断中」は異常状態であり、スレーブ局の実際の状態などを確認する必要があります。

四、「未確定」状態でのスレーブ機器のトラブルシューティング方法
診断情報により現在の状態が「未確定」であることが分かった場合、マスタ局が何らかの原因でスレーブ局にアクセスできないことを示しており、以下の点を確認する必要があります。
1.コンフィグレーションで設定したスレーブ局のIPアドレスがマスタ局と同一ネットワークセグメントであるか、サブネットマスクが一致しているか
2.スレーブ局のIPアドレスが有効になっているか、競合がないかなど
3.スイッチングハブでポート隔離が行われていないか、または転送能力・容量の問題がないかなど
4.通信ケーブルに問題がないか、コネクタとネットワークポートが適合しているか
5.PLCのファームウェアバージョンが適切かどうか
6.同一ネットワークセグメント内に複数のマスタ局が存在していないか

五、「切断中」状態でのスレーブ機器のトラブルシューティング方法
「切断中」状態と前述の「未確定」状態のチェックの考え方はほぼ同じですが、「切断中」状態は通常ハードウェア機器の接続に問題があるため、前四項を重点的にチェックしてください。
1.コンフィグレーションで設定したスレーブ局のIPアドレスがマスタ局と同一ネットワークセグメントであるか、サブネットマスクが一致しているか
2.スレーブ局のIPアドレスが有効になっているか、競合がないかなど
3.スイッチングハブでポート隔離が行われていないか、または転送能力・容量の問題がないかなど
4.通信ケーブルに問題がないか、コネクタとネットワークポートが適合しているか
以上、実点科技のCC-Link IEF Basic故障診断方法についてご紹介しました。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。誠心誠意対応させていただきます。