実点科技のEtherCAT プロトコルC2SまたはC2Pシリーズバルブマニホールドを使用する際は、対応するPLCソフトウェアでコンフィグレーションを行いますが、本記事では通信接続ができない場合について、問題の切り分けと解決方法を詳しく解説します。
1、バルブマニホールドのRUN 表示灯が点滅し続け、OP状態に入れないことを確認しました。

正しい運転状態に入れない原因として、以下が考えられます。
(1)システム側とフィールド側の電源供給が同時でない、または投入順序が逆になっている。
(2)コンフィグレーションと実際の製品が一致していない。
【例1】
EtherCAT プロトコルバルブマニホールドは、同時に電源を投入するか、フィールド側を先に電源投入してからシステム側を電源投入する必要があります。これは、EtherCAT プロトコルバルブマニホールドが電磁弁を自動スキャンで識別し、出力ドライバチップの数を制御するためです。フィールド側が先に電源投入されていない場合、正しいコンフィグレーションを選択していても通信接続が失敗し、デフォルトで最大24点のコンフィグレーションになってしまいます。
下図のとおりです。

解決方法:
(1)2系統の電源を分けて供給し、先にフィールド側へ電源を投入してから、システム側へ電源を投入します。
(2)電源を分けられない場合、合計4本の電源線のうち、同一極性の電源線を同一の配線端子へ接続し、ショートバーによる分岐は使用せず、フィールド側とシステム側が同時に電源投入されるようにしてください。
【例2】
電源供給に問題がなくても、コンフィグレーションと実際の製品が一致していない場合も通信の問題が発生します。例えば、実際に使用しているのはC2S-EC-24Bバルブマニホールドですが、コンフィグレーションではC2S-EC-12Bバルブマニホールドを設定している場合、不一致により通信接続ができない問題が発生します。
下図のとおりです。

解決方法:
以前のコンフィグレーションを削除し、コンフィグレーションする製品型式を実物と一致させたうえで、再度コンフィグレーションを行いダウンロードを完了させます。その後、バルブマニホールドの電源を切って再起動すれば解決します。
以上が、実点科技のEtherCAT プロトコルバルブマニホールドにおける通信問題の切り分けと解決方法です。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。誠心誠意対応させていただきます。